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加速度的に傷みました/旧山川家屋根修理①

旧山川家住宅の屋根の葺き替え工事を行います。
期間は令和4年9月28日~令和4年11月中旬。

数年前から、旧山川家住宅の木賊葺き(とくさぶき)部分の傷みが顕著になってきていました。
板が腐り、ぼそぼそになってしまったところが、ところどころ発生。
もちろん、室内では雨漏り。

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屋根の黒ずんでいるところが、腐って傷んでいるところです。
写真は4年前の状態で、傷んでいるところがまだらにある状態。
そのため、パッチワークのように傷んだ箇所の上に板金を被せたり、
簡易的に板葺きに葺き替えるなどして雨漏りを防いでいました。

しかし、修理にあたっていただいた杮(こけら)葺きなど板葺きを専門とする職人さんからは
「加速度的に傷んでいくよ」と言われていました。

そして、その言葉通り、あっという間にまだら模様だった傷みが全面に広がり
おととし、トタン葺き状態になりました。

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しかし、トタン葺きならひと安心ではありません。
トタンの下の木は水分を含んでいます。加えて、湯涌は積雪も多く湿度も高いところ。
長くトタン葺きのままでいると蒸された状態になってしまい、これはこれで板が腐る。
トタンはあくまで応急処置なのです。

このような経緯から、今回木賊葺きである下屋及び茶室の屋根の葺き替え修理を行うことになりました。

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工事期間中は、茶室や奥座敷など見学ができなくなってしまう部屋があります。
また、足場設置のため庭への立ち入りは禁止となります。
何とぞ、ご理解のほどよろしくお願いします。





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ものしり博士になろう!

シルバーウィーク前半の9月18日(日)、久しぶりにイベント3つ同時開催しました。

毎月来ていただいている和傘。
今日は和傘の展示がいつもより多め。

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実演は、透き通る黄色の和傘の「かがり」と、「つなぎ」。
(つなぎの写真撮ってないです・・・)

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ちょっと変わった「かがり」をしているのですが、
この写真では伝わらないですね。
気になったかたは、ぜひ次回実演の際に職人さんにご質問ください。
いろいろと、教えてくれますよ。

いつも大人気の江戸からくり。
この日は、段がえり人形が絶好調だったようです。
私は見損ねました。

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さて、どうして茶運び人形はお茶碗を取ると止まって、
再び戻すと、くるっと向きを替えて帰っていくのでしょうか?
ご見学された皆さま、覚えていますか?

3年ぶりぐらいの開催。畳縁(たたみべり)の小物づくり。
畳の縁(へり)を使ってヘアゴム作ったり、ござでコースター作ったり。

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畳の縁は、昔から無地や柄入りがあり、使い別けていました。
昔の建物などを見学しているとき、その違いに気づいていますか?

さぁ、気になった皆さま、次の機会にぜひ職人さん&講師の方に質問を
投げかけてみてください。
そして、もう知ってるよ~という皆さま、復習がてらお越しくださいませ。

江戸村のイベントを通して、ぜひ「ものしり博士」になってくださいね。




お月見の夕べ

  • 2022/09/11 16:45
  • Category: 日常
中秋の名月にあわせて行っている恒例行事
お月見の夕べ

肝心の月はというと
雲の向こう側に出ていることは確か。

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月が見えないのは、なんとなく予想していました。
山には雲がかかっていましたから・・・

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月は見えないですが、ジャズコンサートスタート
今年は、ディキシーユニオン・ジャズバンドの皆さまに演奏していただきました。

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“動けるジャズバンド”というこで、会場を広々使っての演奏

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振付けあり

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楽しい
バンドの皆さんもお客さまも一体となって楽しんでいる
そんな雰囲気に包まれていました。


最後は外でアンコール演奏。
その時、ちらりと月が雲間から現れたものの、すぐにまた隠れてしまいました。

職員のみ、その後、雲が切れてきれいな満月を見ることができました。


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ご参加くださった皆さま、ディキシーユニオン・ジャズバンドの皆さま
ありがとうございました。







キジさんたちご来園

  • 2022/08/25 16:08
  • Category: 日常
暑いのも嫌ですが、雨が続くのも憂鬱。
今日は山に雲がだいぶかかっています。

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来園者の方も少なく静かだから、でしょうか

キジ発見!!

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そして、ごそごそ音がして草むらにも数匹いるなと思ったら

お子さまたちも一緒。

4羽いるのですが、保護色によってわかりづらい。
(1羽は園路にいます)

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江戸村でキジを見かけるのは、そう珍しいことではありませんが
子ども、しかも4羽も一度に見られるのはラッキー。

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キジご一行さま、ご来園ありがとうございます。

江戸村にお越しの際、「ケーンケーン」と鳴く声が聞こえたらキジです。
ぜひ、探してみてください。



ゆめ風鈴

夏も終わりに近づいてきていますが
風鈴コレクターの金沢工業大学建築学部の土田教授に
風鈴づくりを開催していただきました。
※土田先生は音環境などがご専門です。

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ガラスの風鈴の内側に色を付けていきます。
内側からだから、ちょっと難しい。

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お花とハートがかわいい風鈴

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黄色い点々は雨を表現
直観型デザイン

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シンプルおしゃれだけど、力強さもあるデザイン

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いろんな風鈴ができあがりました。

雨のなか、特に午後の回の皆さまは
だいぶ雨がひどくなってしまいましたが
ご参加いただきありがとうございました。

土田先生そして、お手伝いに来てくれた土田研究室の学生の皆さん
ありがとうございました。

現在開催している厄除け祈願風鈴展も8月28日(日)までです。
いろんな風鈴が一度に見られる機会ですので、
まだ見ていない方いらっしゃいましたら
ぜひお越しくださいませ。







トロロアオイ

  • 2022/08/18 17:31
  • Category: 日常
テントウムシ発見!

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最近、黒いやつばかり見ていたので赤いのを見つけてちょっとテンションが上がります。

なぜテントウムシを見つけることになったのかというと、
トロロアオイの芽を摘んでいました。
「摘む」のが正しい表現かはわかりませんが・・・

これがトロロアオイの芽?つぼみ?
トロロアオイの根っこを育てたいので、花を咲かせる芽は取ってしまいます。


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トロロアオイ全体の様子

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トロロアオイは花オクラとも言って、花は食用になります。
トロロとかオクラとかネバネバを連想させる名前のとおり
葉っぱをちぎるとわかりますが、ネバネバした汁が出てきます。
そして、根っこからもネバネバした汁が出てきます。
このネバネバが紙漉きのネリになります。

この草むら感たっぷり、ぴょんぴょん伸びているのが
和紙の原料となる楮(こうぞ)。

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水の中に楮だけ入れると沈んでしまって和紙が漉けません。
トロロアオイから出る、ネバネバの液体を入れることで
水中でも均一に楮の繊維が散らばってくれるのです。

そんなわけで、トロロアオイ栽培中です。





光る泥だんごづくり

光る泥だんごづくり、開催しました。
こどもの頃に砂場で作ったあの、黒光りするまで
固めて磨きあげた「泥だんご」とは違います。

一応、湯涌江戸村も建物を集めた博物館みたいなところなので、
建築技術の紹介ということでやってます。
技術かというと、土壁や漆喰壁を作る左官(さかん)の技術です。

そんなことを簡単に話したあと、泥だんごづくりスタート。

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といっても、丸くするところから始めるわけではありません。
そこまでは、職人さんがあらかじめ作ってくれています。
(実は、この丸い下地を作るのが一番大変・・・)

みんなには、上塗り(仕上げ)を塗って、ひたすら磨く作業をしてもらいます。

塗って(ちょっと多いな・・・)
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磨く
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磨く
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キュッキュッとしてきたらほぼ完成です。
えっ、かんたん!
と文字にするとそんなことを思ってしまうのですが、
仕上げ材の塗厚や塗り方、磨くときの乾燥状態などで
ツヤが変わってきます。(ひたすら磨く集中力も・・・)

今年はみなさん、上手にされてました。
すごい、すごい。

「また来年もおねがいしまーす」
と職人さんから言っていただいたので、
また来年も開催しそうです。

参加くださった皆さま、講師の職人の皆さま
ありがとうございました。




#光る泥団子 #左官

日陰、大切です。

  • 2022/07/30 16:24
  • Category: 日常
カマキリを追いかけていたら

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カメラ目線でポーズを決めてくれました。

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そして、日陰で休憩中のカエルも見つけました。

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暑いですからね。日陰での休憩大切です。

みなさまも湯涌江戸村にお越しの際は、
建物内で休憩しながら、無理せずご見学ください。

園路は日陰がほとんどないです。
たっぷりの水分と、帽子や日傘をお持ちいただくことを
おすすめします。






厄除祈願風鈴展始まります。

  • 2022/07/25 13:54
  • Category: 展示
風鈴は音によって災いを祓うものとして
寺院などに吊るされていた風鐸が
もとになっています。
7月27日(水)からの風鈴展は、
そんな風鈴の古来の役割を意識した
展示タイトルになっています。

さて、本日は風鈴展の展示作業。
作業は金沢工業大学土田義郎教授の研究室の
学生さん中心に、職場体験に来ていた
芝原中学校の生徒さんにも手伝っていただきました。

建物一軒ごとに風鈴を吊るします。

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旧野本家では、いろんな地域の風鈴を
一同に展示。
音の聞き比べができます。

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ヒアマを利用したこんな展示も。

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展示解説として、音環境を研究している
土田研究室の学生さんによる音の説明も
ありますので、じっくりと音を味わってください。


クーラーのない江戸村の民家ですが、
風鈴の音色で涼しさを感じてくださいませ。





夏休み

もう夏休み。
まちなかの美術館さん、博物館さんなど各所で
夏休みイベントが開催されていますが、
当園もそんな流れにのって、夏休みイベントを開催します。

①厄除祈願風鈴展
最近ブームの風鈴が「映える」展示ではなく、どちらかというと「音」メイン。
金沢工業大学建築学科で音環境などをご専門とされている
土田義郎教授と研究室の学生さんに協力していただき
いろんな素材、いろんな形の風鈴を展示します。

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※写真は去年の展示です

②ゆめ風鈴づくり
ガラスの風鈴に絵付けなどを行っていくオリジナルの風鈴づくりです。
ひらひらする紙の部分を和紙にすることもできますよ。
作り方を教えてくれるのは、土田教授と学生の皆さんです。

8月20日(土) 
・午前の部 10:00~11:00/午後の部 14:00~15:00
・参加費 1000円(別途入園料金)
・申込 電話 (8月3日(水)9:30~受付開始)
・詳しくは、金沢湯涌江戸村HP

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③小鳥のお宿
湯涌温泉がもう目の前ですから巣箱ではなく、お宿です。
湯涌江戸村保存会の皆さんが企画してくれました。
保存会には大工さんがいらっしゃって、ただいま工作キット製作中です。
当日は、金づちと釘でトントン組み立て、ちょっと絵を描いたり
色を塗ったりする作業になります。
こちら、残りわずかとなっています。ご希望の方は、今すぐご連絡ください。

8月7日(日)
・午前10:00~11:30
・参加費 500円
・申込 電話(受付中) 定員に達しました。

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まちなかとは違う時間の流れる湯涌江戸村で
のんびりとお過ごしください。

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プロフィール

金沢湯涌江戸村

Author:金沢湯涌江戸村
江戸時代の加賀藩ゆかりの場所に立てられた民家を移築保存し、展示している野外民家博物館です。
金沢駅から車で40分ほど離れた湯涌温泉郷にあります。
里山と古民家をぜひお楽しみ下さい。

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