大工さんのお仕事2

今まで、部材の修繕について紹介してきましたが、
この繕いの作業には細かな準備が必要です。

年月を経た建物は柱や梁などに「ねじれ」を生じることがあります。
そのため、建物を構成する部材をばらばらにはずしてしまうと、
この「ねじれ」によって、再度組んでいくことが難しい箇所がでてきてしまいます。
そのため修繕を行うときは、この「ねじれ」を考慮しながら部材ひとつひとつの修繕方法を
決めていきます。


下の写真は、足固めと呼ばれる部材の作業風景です。
新しく取り替える材に、他の部材との納まりを考えながら、加工していく箇所を決めます。
sonoda-asigatame.jpg

もちろん、建物の調査でわかった寸法を確認しながらの作業です。
調査図面が何枚もあります。
sonoda-yacho.jpg

上の写真で奥に写っているノートです。
部材の継ぎ手や仕口がひとつひとつ書かれており、
その部材に他の部材がどのように組まれるのか、細かに記されています。
hozo.jpg

大きな建物を作るためのとても細かな作業です。
大工とは「木を読む」職人たちなんですね。
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金沢湯涌江戸村

Author:金沢湯涌江戸村
江戸時代の加賀藩ゆかりの場所に立てられた民家を移築保存し、展示している野外民家博物館です。
金沢駅から車で40分ほど離れた湯涌温泉郷にあります。
里山と古民家をぜひお楽しみ下さい。

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