和傘 <=> タピオカ

昨日、和傘実演を行いました。
実演してくださったのは、いつもお世話になっている山田ひろみ先生。
行っていただいた作業は、間配りと貼りの工程です。

140406-2.jpg

作業の中でふと気になったのが、すり鉢に入った糊をすりこき棒でガッーっと練る作業。
糊は水で溶かして使うという(勝手な)イメージとはまるで違うその光景。
障子の糊は、もっとさらっとした感じのものだし、紙漉き実演で見た糊は
「とろろあおい」で、無色のトロッ、ツルッというものだし和傘はなんの糊なのだろうか・・・
と疑問が芽生え、まぁ考えても答えがでるわけでもないので、聞いてみました。
「糊の材料なんですか?」

140406.jpg

「タピオカ」

まさかのカタカナでご返答いただきました。
えっ“和”傘なのに…

と、思われた方、ご安心下さい。もともとはわらび粉を糊として使っていたそうです。
しかし、今では高価なものになってしまい、タピオカで代用しているそうです。

ちなみに、ふすまなど表具を作るときに使う糊は生麩糊(しょうふのり)。
木に和紙を貼るという和傘とは同じような作業なので、
生麩糊でも良さそうなのですが、これがそうはいかない。
生麩糊で試したこともあるそうなのですが、糊がガチガチに固まってしまい
うまくいかないのだそうです。

さて、和傘にタピオカが使われていることを知ってしまった以上、
誰かに話さずにはいられません。他の職員さんに「タピオカ」の四文字を連呼させていただきました。

皆さまもぜひ、和傘を見たらタピオカ、タピオカを見たら和傘と連想ゲームをお楽しみ下さいませ。
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金沢湯涌江戸村

Author:金沢湯涌江戸村
江戸時代の加賀藩ゆかりの場所に立てられた民家を移築保存し、展示している野外民家博物館です。
金沢駅から車で40分ほど離れた湯涌温泉郷にあります。
里山と古民家をぜひお楽しみ下さい。

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