差し茅中

茅葺き屋根の傷んだところを直す「差し茅」工事中です。

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古い茅を新しい茅に取り替えるのではなく、新しい茅を追加で差し込む作業です。
じーっと見ると、古い茅と新しい茅の層が見えるかもしれません。

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今回の工事で使われている茅は、NPO石川県茅葺き文化研究会の皆さんを中心に
毎年、湯涌茅場で刈っている茅を使っています。
茅は毎年秋の終わりに刈って、冬は雪囲いとして使い、春になったら保管して、
必要な時に修繕に使う。毎年茅を刈り取ることで、翌年にはまた新たにまっすぐな屋根材として
利用できる茅が育ち、さらに、茅場として草原に人の手が入ることで、里山の保全にもつながる。
そして、葺き替えた後の古い茅は、田畑の肥料になる。

茅葺き屋根って、とっても自然のサイクルにあった屋根なのです。

NPO石川県茅葺き文化研究会さんは、今年も、キゴ山と湯涌で、茅刈りをされるそうです。
一般の方も参加できますので、ぜひこの機会に参加してはいかがでしょうか。
皆さんが刈った茅、今後も江戸村内の茅葺き民家の修繕に使わせていただくかもしれません。
文化財修繕の材料を地産地消。これ、目標です。

さて、差し茅工事はそんなに長くありません。
茅葺きにご興味ある方、急いで江戸村に来ないと終わっちゃいますよ。
明日3日は、作業しています。


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プロフィール

金沢湯涌江戸村

Author:金沢湯涌江戸村
江戸時代の加賀藩ゆかりの場所に立てられた民家を移築保存し、展示している野外民家博物館です。
金沢駅から車で40分ほど離れた湯涌温泉郷にあります。
里山と古民家をぜひお楽しみ下さい。

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